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【2019年G1】KEIRINグランプリ2019(立川)での出場選手・レース結果・賞金

2019年12月30日、競輪界最大のレースが日没とともに行われました。

東京都立川市にある立川競輪場で開かれた「KEIRINグランプリ」

令和初のグランプリを勝ち取るために、トップクラスの選手たちが集まりました。

今回の記事では、第35回KEIRINグランプリの決勝の出場選手・ライン予想・オッズ分析レース結果などをご紹介します。

KEIRINグランプリとは?

KEIRINグランプリとは、毎年12月30日に開催される競輪のGP(グランプリ)競走のこと。

「その年のトップクラス9名の選手を集めて対戦させる」という夢の対決のため、競輪における最上位のレースと位置付けられています。

その年の競輪界の「真の実力日本一決定戦」とも言えますね。

KEIRINグランプリの出場資格は?

KEIRINグランプリの出場資格は、当年1月〜競輪祭最終日の選考期間中に、以下の優先順位に従って正選手9名・補欠1名が選抜されます。

  1. 各G1競走優勝者(各G1競走は次の通り、括弧内は開催月)
    ・読売新聞社杯全日本選抜競輪(2月)
    ・日本選手権競輪(5月)
    ・高松宮記念杯競輪(6月)
    ・オールスター競輪(8月)
    ・寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(10月)
    ・朝日新聞社杯競輪祭(11月)
  2. 選考委員会が特に認めた選手:競輪祭開催以前に決定
  3. 残余は賞金獲得額上位者を順次選抜
    同額の場合は、当年1月〜10月までの10か月間における平均競走得点上位者を優先

KEIRINグランプリの出場選手は、通称「グランプリレーサー」と呼ばれています。

今年一年の総決算レースのため、選手たちはKEIRINグランプリへの出場を目指して日々レースに臨んでいます。

KEIRINグランプリ2019の賞金は?

KEIRINグランプリの賞金は、回を重ねるごとに少しずつ増額されています。

1985年の第1回大会は1,000万円でしたが、2004年から優勝賞金は1億円となり、2014年からは副賞を含めて1億円を突破したことから注目を集めています。

ここでは、2019年大会の賞金額を下の表にまとめました。

着順 金額
1着 9,840万円(1億340万円)
2着 2,090万円
3着 1,265万円
4着 853万円
5着 708万円
6着 614万円
7着 584万円
8着 562万円
9着 542万円

※( )内は副賞(1〜3着に授与)を含んだ金額

優勝賞金の1億円は、競艇の賞金王決定戦とともに1レースの優勝額では世界最高額として、ギネス世界記録に認定されています。

KEIRINグランプリ2019の出場選手・ライン予想・オッズ分析

決勝戦に進んだのは、上記の9名。地区や各選手のコメントから、決勝戦は、

  • 新田選手、佐藤選手の南東北(福島)ライン(7-4)
  • 単騎の中川選手(1)
  • 清水選手、松浦選手の中国ライン(5-2)
  • 脇本選手、村上選手の近畿ライン(3-9)
  • 単騎の郡司選手(6)
  • 単騎の平原選手(8)

以上のようなライン予想となりました。また、オッズに関しては

  • 1番人気:3-7-2(48.8倍)
  • 2番人気:3-2-7(54.8倍)
  • 3番人気:7-3-2(57.6倍)

以上のように、福井の脇本 雄太選手(3)、福島の新田 祐大選手(7)、広島の松浦 悠士選手(2)に人気が集中していました。

やはり、東京五輪のメダル候補である脇本選手、新田選手とB回数と競走得点が高い松浦選手はレースの大本命と言えます。

では、実際のレース展開がどうなったのか、見ていきましょう!

KEIRINグランプリ2019のレース結果は?

KEIRINグランプリ2019を制したのは、福島の佐藤 慎太郎選手でした。佐藤選手おめでとうございます!

それでは、決勝レースを振り返っていきましょう!

発走直後に先頭を取ったのは、4番車・佐藤 慎太郎選手でした。

その後、先頭員の周回中に4番車・佐藤選手の前に7番車・新田 祐大選手を入ります。レース前のライン予想通り、新田選手と佐藤選手の南東北(福島)ライン(7-4)が形成されました。

福島ラインの後ろには、清水 裕友選手、松浦悠士選手の中国ライン(5-2)。

その後ろに単騎の8番車・平原 康多選手、同じく単騎の1番車・中川 誠一郎選手が続きます。

そして、車間を空けて7・8番手は脇本 雄太選手、村上 博幸選手の近畿ライン(3-9)、9番手に単騎の6番車・郡司 浩平選手が続きました。レースはそのまま、終盤戦に突入します。

打鐘が鳴った残り1周半、最初に動いたのは3番車・脇本選手でした。7番車・新田選手との踏み合いになります。

脇本選手は、近畿ラインを形成した9番車の村上選手と、9番手につけていた6番車・郡司選手とともに先頭へ躍り出ます。

この3車の内側では、清水 裕友選手、松浦悠士選手の中国ライン(5-2)が先頭へ出ようと動き出します。しかし、追いつくことができません。

先頭は脇本選手のまま、いよいよ最終周。番手には新田選手がなり、近畿ラインだった村上選手は後方へ下がってしまいます。

先頭から脇本選手、新田選手、佐藤選手、郡司選手と1列に。続く中国ラインが外側からまくろうとしますが、追いつけません。

最終ストレートで、佐藤選手が一気に追い上げてきます。ここで新田選手は、伸びることができず。ゴール手前では、佐藤選手が逃げる脇本選手を捉えます。

結果、佐藤選手が脇本選手を鋭く交わし「差し」を決めてゴール!

佐藤選手は、わずか1/4車輪の差で脇本選手に競り勝ち。3着には、大外から上がって来た平原が入る結果となりました。

レースのリプレイ動画も載せておくので、気になる方はチェックしてみてください。

>>>レースのリプレイ動画はこちら

競輪で中穴を狙うポイントは?

レース結果はこの通りで、三連単の410番人気で1439.2倍という結果でした。

  • 脇本選手(3)
  • 新田選手(7)
  • 松浦選手(2)

以上のナショナルチーム所属の脇本選手、新田選手と3連対率の高さがメンバー随一の松浦選手の上位入賞が予想されていました。

しかし実際には、佐藤選手(4)が1着、平原選手(8)が3着に入りました。

その結果、オッズは「3-7-2(48.8倍)」よりも跳ねて「4-3-8(1439.2倍)」と、29倍にも上がりました。

このようなおよそ10〜50倍になる車券は「中穴」と呼ばれ、的中もしつつ鉄板車券よりも多く稼ぐことができます。

今大会は、大本命だった脇本選手が2着、新田選手が4着と少々波乱のレース展開になりました。

一方で、勝率や競走得点が選手の中で中間に位置する佐藤選手や平原選手がそれぞれ1、3着に入ったことで29倍のオッズになったと言えますね。

このように、競輪で中穴を狙う「強いラインの本命選手だけではなく、強いライン中の目立たない選手も三連単の車券に絡める」というテクニックは、予想では使うことができます。

「的中はさせたいけど、そこそこは稼ぎたい…!」と考えている方はぜひ試してみてくださいね。

まとめ:佐藤選手が13年ぶりのグランプリ獲得!

2019年最大のレースを現地観戦しようと1万5千人を超える観客が集まり、今年も熱戦が繰り広げられた「KEIRINグランプリ2019」。

東京五輪のメダル候補が出場するなか、見事令和初のKEIRINグランプリのチャンピオンに輝いたのは、佐藤 慎太郎選手でした。

佐藤選手は13年ぶりのグランプリ獲得、おめでとうございます!

次回の第36回KEIRINグランプリは、2020年12月30日、3年ぶり8度目の神奈川県平塚市にある平塚競輪場で行われますよ。

こちらもチェックしていきましょう!

【参考記事】

KEIRINグランプリ

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【2019年G1】朝日新聞社杯競輪祭(小倉)での出場選手・レース結果・賞金

KEIRINグランプリ2019の出場権をかけた最後の一戦「朝日新聞社杯競輪祭」

2019年の第61回大会は、11月19日〜24日まで福岡県小倉市の小倉競輪場で行われました。

今回は、第61回「朝日新聞社杯競輪祭」の決勝の出場選手・ライン予想・オッズ分析・レース結果などをご紹介します。

朝日新聞社杯競輪祭とは?

朝日新聞社杯競輪祭は、現在、福岡県北九州市の北九州メディアドームにあった小倉競輪場で競輪が創設されたことを記念して行われるG1競走のこと。

そして、当年の「KEIRINグランプリ」出場権を賭けた、最後のG1競走す。

また、G3以上のグレードレースでは各競輪場の開設記念を除いて唯一、本大会のみ開催地が毎年固定されて行われています。

2018年度からナイター競走に

朝日新聞社杯競輪祭は、2018年の第60回大会から下記のルールが一部変更になりました。

  • G1初のナイター競走
  • 6日間制
  • 特別選抜予選の廃止
  • 予選におけるポイント制の復活
  • ガールズケイリンの同時開催

朝日新聞社杯競輪祭では、第40回以来の20年ぶりに6日間開催が復活。

また、一次予選では特別選抜予選の廃止とガールズケイリンで採用されているポイント制を導入し、ポイント獲得上位者が二次予選へ進出できるように番組を変更しています。

レースの出場資格は?

朝日新聞社杯競輪祭の出場選手は、各競輪場の記念競走の決勝で好成績を残した「勝負強い選手」が選抜されます。

毎回若干の変更はありますが、概ね下記の資格順位から正選手108名、補欠選手8名を選抜しています。

まず、最低出走回数が24出走あることを必須条件に

  • 平均競走得点:当年3月〜8月(6カ月)
  • 4日制G3成績:前年9月〜当年8月(12カ月)

以上の選考期間が設けられ、当年9月に選考されます。そして、下記に該当する人物がレースの出場権を獲得できます。

  • S級S班の在籍者
  • 過去3回以上優勝した者(開催時S級1班所属が条件)
  • サマーナイトフェスティバル決勝の競走出走者
  • 選手選考対象期間において2カ月以上、JCFトラック種目強化指定(A)に所属した者(開催時S級1班所属が条件)
  • 4日制G3(記念競輪およびトラック支援競輪)の決勝での1〜3位の回数上位者

ただし、1位の回数が同数の場合は2位の回数の多い選手を、2位の回数が同数の場合は3位の回数の多い選手を順次選抜。

3位の回数が同じ場合は、平均競走得点上位者を優先して選抜しています。

朝日新聞社杯競輪祭では、レベルの高いレースを見ることができると言えますね。

朝日新聞社杯競輪祭の賞金は?

朝日新聞社杯競輪祭の賞金は、次のように着順で異なります。次の表に、決勝戦の賞金額をまとめました。

着順 金額
1着 3,360万円(3,450万円)
2着 1,710万円(1,750万円)
3着 1,120万円(1,144万円)
4着 815万円
5着 672万円
6着 560万円
7着 448万円
8着 410万円
9着 397万円

※( )内は副賞(1〜3着に授与)を含んだ金額

2018年大会の3,390万円(副賞含め)より、金額が60万円アップしています。

決勝の出場選手・ライン予想・オッズ分析

決勝戦に駒を進めたのは、上記の9名です。このうち、地区や各選手のコメントから決勝戦は

  • 清水選手、松浦選手、柏野選手の中国ライン(5-1-6)
  • 単騎の坂口選手(8)
  • 単騎の和田選手(2)
  • 単騎の木暮選手(7)
  • 吉田選手、平原選手、諸橋選手の関東ライン(4-3-9)

というライン予想となりました。

また、三連単のオッズに関しては

  • 1番人気:3-9-1(27.6倍)
  • 2番人気:9-3-1(28.9倍)
  • 3番人気:1-5-3(29.9倍)

となっており、埼玉の平原 康多選手(3)、諸橋 愛選手(9)、松浦 悠士選手(1)に人気が集中する形となりました。

調子が良い平原選手、平原選手と同じラインの諸橋選手、GP出場が懸かる松浦選手ですが、実際のレース展開がどうなったのか見ていきましょう!

朝日新聞社杯競輪祭決勝のレース結果は?

今回の朝日新聞社杯競輪祭は、広島の松浦 悠士選手が「差し」を決めて優勝を飾りました。

松浦選手、おめでとうございます!それでは早速、決勝戦を振り返りましょう!

レース序盤では、1番車・松浦選手が飛び出して先頭員の後ろにつけます。

その後、清水選手、松浦選手、柏野選手の中国ライン(5-1-6)、単騎の2番車・和田選手。吉田選手、平原選手、諸橋選手の関東ライン(4-3-9)。単騎の8番車・坂口選手。そして、単騎の7番車・木暮選手で周回します。

5番車・清水選手が先頭員との距離を大きく空けつつ、後方の様子を窺いながら走行します。

残り2周の先頭員が退避したところで、5番手を走る4番車の吉田選手が踏み込んで来ますが、先頭に立つまで時間がかかりました。

先頭に立つまで時間がかかった清水選手は、一旦イエローライン近くまで上がり、3番車・平原選手との競り合いでイン粘りを見せます。

続く3番手には、内側に松浦選手、9番車の諸橋選手。

3番車の平原選手は、最終1センターで外へふくらんでしまい完全に後退します。

その直後の内側では、番手につけた清水選手がすかさず発進して、バック手前にて吉田選手を捌いていきます。

続く松浦選手は、吉田選手を抜かした後に清水選手との車間を空けますが、6番車・柏野選手を捌いた諸橋選手に気づいたため、警戒してギリギリまで待ってから踏み出します。

ゴール前で清水に追い付き、ハンドル投げで交わしました。

清水選手、松浦選手、諸橋選手に続いて、2番車・和田選手がまくりで追い込みを図ります。

しかし、車間を切る松浦選手、4コーナーで清水選手を捉えると後ろから差してゴール!

清水選手は2着に残り、中国ライン両者のワンツーフィニッシュに。諸橋選手は、和田のまくり追込みをブロックしてから直線に入り、3着に終わりました。

レースのリプレイ動画も載せておくので、気になる方はチェックしてみてください。

>>レースのリプレイ動画はこちらから

競輪で中穴を狙うポイント

レース結果は上の通りで、三連単の8番人気で40.8倍でした。

上位入賞が期待されていたのは

  • 平原選手(3)
  • 諸橋選手(9)
  • 松浦選手(1)

以上の3選手でしたが、実際は平原選手(3)ではなく清水選手(5)が2着に入っています。

その結果、「3-9-1(27.6倍)」よりも「1-5-9(40.8倍)」と少し跳ねたオッズになりました。

決勝戦のラインを見ると

  • 清水選手、松浦選手、柏野選手の中国ライン(5-1-6)
  • 吉田選手、平原選手、諸橋選手の関東ライン(4-3-9)

以上の2つが形成されており、各ラインの競走得点の合計点数を見ると

  • 「5-1-6」=343.46
  • 「4-3-9」=349.07

上記のように、関東ラインが強いことが分かります。

ラインのなかで圧倒的に強い選手は、後ろからまくり上げてきて上位争いを繰り広げることがあります。

さらに、今回のレースは走りやすい400バンクを持つ小倉競輪場での開催。400バンクは、どの決まり手も出やすい傾向にあります。

今回は 、競走得点が高く、「差し」を多く決めている9番車・諸橋選手が前に吉田選手、平原選手と2車いることで風の抵抗を防ぐことができ、最も有利なレース運びを行えたと言えます。

このように、競輪で中穴を狙える「強いラインの本命選手だけではなく、他の強いライン中の圧倒的に強い選手も三連単の車券に絡める」というテクニックも予想では使うことができます。

ぜひ、競輪でいつもより多く稼ぎたいという人は試してみてくださいね。

まとめ:松浦選手が広島勢初の快挙を達成!

2019年の第61回「朝日新聞社杯競輪祭」は、松浦悠士選手がGI決勝進出3回目での優勝。

グレード制導入後では、広島勢で初の快挙となりました。松浦選手、おめでとうございます!

次回の第62回大会は、2020年11月18日〜23日に開かれます。

こちらもチェックしていきましょう!

【参考記事】

競輪祭

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【2019年G1】寛仁親王牌・世界選手権記念(前橋)での出場選手・レース結果・賞金

毎年10月に開かれる競輪のGI競走の一つ「寛仁親王牌・世界選手権記念」。

第28回大会は、2019年10月11日(金)〜15日(火)まで、群馬県前橋市にある前橋競輪場で行われました。

今回の記事では、第28回寛仁親王牌・世界選手権記念の決勝の出場選手・ライン予想・オッズ分析レース結果などをご紹介します。

寛仁親王牌・世界選手権記念とは?

寛仁親王牌・世界選手権記念とは、競輪のGI競走で通称「親王牌」。

大会のタイトルになっている寬仁親王牌は、寬仁親王が1990年に日本で開催された「世界選手権自転車競技大会」の名誉総裁だったことに由来します。

レースの出場資格は?

寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントの出場選手は、自転車競技で活躍する選手を中心に選抜されています。

以下の資格順位により正選手108名、補欠選手8名を選抜。なお、当年2月〜7月(6カ月)、国際大会では前年8月〜当年7月(12カ月)の選考期間を受け8月に選ばれます。

    1. S級S班に在籍
    2. 過去3回以上優勝した者(開催時にS級1班所属が条件)
    3. 直近の世界選手権自転車競技大会トラック競技出場者
    4. 世界選手権に準ずる国際大会トラック競技で1〜3位となった者
    5. 直近のアジア自転車競技選手権大会でケイリン、スプリントで1位となった者
    6. 過去のオリンピック自転車競技トラック種目メダリスト
      ただし、全日本プロ選手権自転車競技大会トラック競技出場かつ開催時S級1班所属が条件
    7. 選手選考対象期間において2ヶ月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属した者(開催時S級1班所属が条件)
    8. 全プロトラック競技でケイリン以外の競技で1~3位となった者とケイリンの決勝出場者全員
    9. 全プロトラック競技出場者から平均競走得点上位者を順次選抜
    10. 残余がある場合は各地区のプロ選手権自転車競技大会トラック競技出場者から平均競走得点を勘案し推薦

上記に加え、最低出走回数が24出走を満たす選手が選抜されます。

賞金は?

寛仁親王牌・世界選手権記念の賞金は、次のように着順で異なります。次の表に、決勝戦の賞金額をまとめました。

着順 金額
1着 2,850万円(2,940万円)
2着 1,467万円(1,507万円)
3着 957万円(981万円)
4着 693万円
5着 570万円
6着 478万円
7着 387万円
8着 356万円
9着 336万円

※( )内は副賞(1〜3着に授与)を含んだ金額

決勝の出場選手・ライン予想・オッズ分析

地区や各選手のコメントから、決勝戦は、

  • 小松崎選手、和田選手の東日本ライン(6-4)
  • 浅井選手の単騎(9)
  • 三谷選手、村上選手の近畿ライン(1-5)
  • 木暮選手の単騎(3)
  • 清水選手、中川選手、園田選手の九州ライン(2-7-8)

という細切れ戦(通常3つのラインが、4つ以上できるレース)のライン予想となりました。

また、オッズに関しては

  • 1番人気:7-2-8(29.2倍)
  • 2番人気:7-2-9(39.5倍)
  • 3番人気:7-2-3(41.8倍)

となっており、熊本の中川誠一郎選手 (7)、山口の清水裕友選手(2)が人気の中心となっていました。

今大会は、2020年の東京オリンピック出場を目指す脇本雄太選手・新田祐大選手・深谷知広選手らは、ナショナルチームでの活動を優先して不参加

そして、やはり全日本選抜、高松宮記念杯に続き2019年3つ目のG1制覇に挑む中川誠一郎選手に注目が集まりますが、実際のレース展開がどうなったのか、見ていきましょう!

決勝のレース結果は?

寛仁親王牌・世界選手権記念の決勝は、村上 博幸選手が三谷選手との完璧な連携を見せて優勝を手にしました。

村上選手、おめでとうございます!

それでは、決勝戦を振り返りましょう。

スタートダッシュが得意な和田選手(4)が号砲で飛び出して前を取り、三谷選手(1)、外から清水選手(2)が並走で続きます。

最初の並びは、小松崎選手(6)の前受けから和田選手(4)の東日本ライン、三谷選手(1)-村上選手(5)の近畿ライン、単騎の木暮選手(3)、清水選手(2)-中川選手(7)-園田選手(8)の九州ライン、単騎の浅井選手(9)で周回します。

青板周回の1センターから動いた清水選手(2)がバック過ぎで先頭に立ちます。その後、なんと誘導との間を空けていた小松崎選手(6)が中川選手(7)に対しイン粘りしてライン並走を行います。

そして、浅井選手(9)、木暮選手(3)、三谷選手(1)-村上選手(5)の近畿ラインが続きます。

ラスト1周半で清水選手(2)が一旦ペースを落として流しているところを、近畿ライン三谷選手(1)-村上選手(5)がカマして来ます。三谷選手(1)は赤板2角からカマして、ジャン(打鐘)3角で先頭に躍り出ました。

近畿ライン(1-5)の仕掛けに飛びついた清水選手(2)の後ろでは、外側で並走している中川を抑え小松崎が4番手を奪取。

残り1周となったとき、この動きとほぼ同時に中川選手(7)は競りを嫌って後退していき、大きく離れた9番手へ。

また、園田選手(8)も、木暮選手(3)との位置取り争いに敗れ8番手になってしまいます。

浅井選手(9)の6番手バック捲りは、4番手にいた小松崎選手(6)の牽制により不発に。

当初は2, 3車身離れながらも3番手をキープしていた清水選手(2)は、最終3角で村上選手(5)に追い付きますが仕掛けず、直線勝負へ入ります。

番手絶好の村上選手(5)が直線に入る前に、ジャン前で緩み切った三谷選手を一気に叩くように車間を切ってゴール手前で差しました。

村上選手(5)は寛仁親王牌・世界選手権記念初優勝、5年ぶりのG1勝利。続く2着には三谷選手(1)、3着は1/8車輪差で清水選手(2)が入りました。

今回の決勝戦は、三谷選手との完璧な連携を見せた村上選手に軍配が上がったレースでした。

村上 博幸選手、5年ぶりのG1勝利おめでとうございます!

レースのリプレイ動画も載せておくので、気になる方はチェックしてみてください。

>>>レースのリプレイ動画はこちら

競輪で中穴を狙うポイントは?

レース結果はこの通りで、3連単の55番人気で168.9倍という結果でした。

  • 中川選手(7)
  • 清水選手(2)
  • 園田選手(8)

以上の九州ラインの上位入賞が濃厚でしたが、実際には村上選手、三谷選手の近畿ライン(5-1)が1、2着に入りました。

その結果、オッズは「7-2-8(29.2倍)」よりも跳ねて「5-1-2(168.9倍)」となりました。

このように、競輪で中穴を狙う「強いラインの本命選手だけではなく、強いライン中の目立たない選手も三連単の車券に絡める」というテクニックが活用できます。

今回は、絡まれると滅法弱くなってしまう中川選手(7)や決勝戦までのレースで流れが良くなってきた三谷選手(1)と村上選手(5)の近畿ラインがあった結果、このようなうまみのあるオッズになったと言えますね。

買い目を数枚足すだけで高配当が期待できるので、ぜひ予想の際はテクニックを使ってみましょう!

まとめ

10月14日までの開催予定でしたが、「令和元年台風第19号」の影響で2日目が順延され、15日までとなった2019年第28回大会。村上 博幸選手が、「差し」を決めて見事優勝を果たしました。

次回は2020年10月15日〜18日、5年連続21度目の前橋競輪場で開かれます。

こちらもチェックしていきましょう!

【参考記事】

寛仁親王牌

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【2019年G1】オールスター競輪(名古屋)での出場選手・レース結果・賞金

毎年8月に開かれる、競輪のGI競走の1つ「オールスター競輪」

2019年は8月14日〜8月18日までの5日間、愛知県名古屋市の名古屋競輪場で第62回大会が開かれました。

今回は、第62回「オールスター競輪」の決勝戦の出場選手・ライン予想・オッズ分析・レース結果などをご紹介します。

「オールスター競輪」とは?

オールスター競輪とは、川崎、大阪中央、名古屋と当時の三大競輪場の持ち回りの特別競輪として新設された大会のこと。

1956年の春・秋の年2回、持ち回りで開催されてきた全国争覇競輪(現・日本選手権競輪)が、年間最高位選手決定戦との意味合いから年1回開催となり、それに代わる春の祭典として設立されました。

プロ野球のオールスター戦を参考にする形で行われ、事前にS級選手が200名ほどリストアップ。その中から、競輪ファンが出場してほしい選手を10名ほど選び、競輪場に備え付けられた投票用紙やはがき、インターネットなどから投票し、その得票数に応じて出場選手を決定する仕組みです。

また、2013年の第56回大会からは、ガールズケイリンコレクションが併せて行われています。

オールスター競輪のレースの出場資格は?

オールスター競輪の出場選手は、ファン投票の結果を重視し選抜されます。 選考期間は前年12月〜当年5月(6カ月)で、当年6月に選考されます。その際、最低出走回数が24出走に達している必要があります。

そして、下記の資格順位により正選手135名、補欠選手8名を選抜します。

  1. S級S班在籍者
  2. 過去3回以上優勝した者(開催時S級1班所属が条件)
  3. 選手選考対象期間において2カ月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属した者(開催時S級1班所属が条件)
  4. 1.〜3.で選抜された者を除くファン投票の上位50名
  5. 平均競走得点上位者を1〜4で選抜された者を含めての合計が125名になるまで順次選抜(同点の場合は賞金獲得額上位者を優先)
  6. 残余10名については選考委員会が推薦した者が選抜される

また、正選手で次の条件を満たした合計27名は、ドリームレース、オリオン賞レース、特別選抜予選のいずれかに出走することが可能です。

  • ドリームレース(9名):ファン投票の得票数が1位〜9位の人
  • オリオン賞レース(9名):ファン投票の得票数が10位〜18位の人
  • 特別選抜予選(9名)

また、特別選抜予選は下記の条件を満たす選手が選ばれますよ。

  1. ドリームレースまたはオリオン賞レースに選抜されなかったS級S班在籍者
  2. 残余は平均競走得点上位者から順次選抜

オールスター競輪の賞金は?

オールスター競輪の賞金は、他のG1競技と比べてもかなり高額になっています。次の表に、決勝戦の賞金をまとめました。

着順 金額
1着 4,200万円(4,400万円)
2着 2,250万円(2,340万円)
3着 1,510万円(1,560万円)
4着 1,000万円
5着 800万円
6着 660万円
7着 610万円
8着 550万円
9着 500万円

※( )内は副賞(1〜3着に授与)を含んだ金額

優勝賞金は、副賞も含めて4,400万円と高額になっていることが分かりますね。

決勝の出場選手・ライン予想・オッズ分析

決勝戦に進んだのは、上記の9名。そして、地区や各選手のコメントから決勝戦は、

  • 菅田選手、新田選手、渡邉選手、佐藤選手の東北ライン(4-2-6-9)
  • 平原選手、諸橋選手の関東ライン(1-5)
  • 単騎の中川選手(3)
  • 郡司選手、中村選手の南関東ライン(7-8)

というライン予想となりました。

また、三連単のオッズに関しては

  • 1番人気:2-6-9(10.1倍)
  • 2番人気:6-2-9(15.4倍)
  • 3番人気:2-6-1(18.5倍)

となっており、新田選手(2)と佐藤選手(9)を中心とした東北ラインが人気との結果になりました。

実際のレース展開がどうなったのか、早速見ていきましょう!

オールスター競輪、決勝のレース結果は?

2019年のオールスター競輪は、ファン投票第3位の新田 祐大選手が優勝しました。

新田選手、おめでとうございます!早速、決勝戦を振り返りましょう!

号砲と同時に躊躇なく新田選手(2)が前を取りに行き、

  • 菅田選手(4)-新田選手(2)-渡邉選手(6)-佐藤選手(9)の東北ライン
  • 平原選手(1)-諸橋選手(5)の関東ライン
  • 単騎の中川選手(3)
  • 郡司選手(7)-中村選手(8)の南関東ライン

予想通りで周回します。

赤板周回、後方から郡司選手(7)が踏み込んでいきますが、菅田選手(4)が突っ張って車を引かず。そして、誘導員が退避します。

ここで、青板2角から前を抑えに来ていた郡司選手(7)-中村選手(8)の南関東ラインは、最後方まで車を下げます。

ジャン(打鐘)の時点で、東北ライン・3車(関東ラインと中川選手)・南関東ラインと、各ラインごとに車間が縦1本の形に。

最終第1センターから、2角捲りに出た平原選手(1)。最終バックで、菅田選手(4)の番手から発進し始めた新田選手(2)の前に少し躍り出ます。

しかし、内から粘った新田選手(2)が対抗。新田選手は最終4角で、平原選手の猛チャージを振り切ってゴールイン!

前に5人がいた中、平原選手と新田選手の間にできたコースを追い込んだ東北ライン4番手の佐藤選手(9)が2着に入り、平原選手のマークから外を踏んで伸びた諸橋選手(5)が3着の結果に。

新田選手の後ろを回った渡邉選手(6)は、最終バックで平原選手と諸橋選手(5)に入られてしまい最後は外を行くことになり、1/8車輪差の4着。平原選手は、5着に終わっています。

新田選手は、2018年2月の全日本選抜以来のG1優勝で、2015年の第58回大会以来通算2回目のオールスター制覇となりました。

レースのリプレイ動画も載せておくので、気になる方はチェックしてみてください。

>>レースのリプレイ動画はこちら

競輪で中穴を狙うポイント

レース結果は上記の通りで、三連単の100番人気で325.8倍という中穴でした。予想では

  • 新田選手(2)
  • 渡邉選手(6)
  • 佐藤選手(9)

以上の上位入賞が期待されていましたが、実際には渡邉選手(6)ではなく、関東ラインの諸橋選手(5)が3着という結果で幕を下ろしました。

その結果、「2-6-9(10.1倍)」よりも跳ねて「2-9-5(325.8倍)」と30倍以上のオッズになりました。

このように、競輪で中穴を狙うコツで「強いラインの本命選手だけではなく、勝ちそうなライン内で強い選手を三連単の車券に絡める」方法があります。

ライン内で強そうな選手を見極めるには、競走得点を参考にするとOK。

今回のレースでは、本命選手であった新田選手と佐藤選手に加え、競走得点が5番目の諸橋選手を入れておくことで、高オッズになります。

ぜひ、次のレースでこのテクニックを活用してみてくださいね。

まとめ:新田 祐大選手が「まくり」を決めて優勝!

2019年8月に行われた第62回「オールスター競輪」は、ナショナルチームの新田 祐大選手が平原 康多選手との激しい攻防の末に「まくり」で優勝を勝ち取りました。

新田選手、おめでとうございます!

次回の第63回大会は、2020年8月12日〜16日に2年連続7度目の名古屋競輪場で開催されます。

こちらもぜひチェックしていきましょう!

 

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【2019年G1】高松宮記念杯競輪(岸和田)での出場選手・レース結果・賞金

例年5月末〜6月初めの梅雨の時期に行われる「高松宮記念杯競輪」、通称「雨の宮杯」。

2019年は、6月13日〜16日まで大阪府岸和田市の岸和田競輪場で開かれました。

今回は、第70回高松宮記念杯競輪の決勝の出場選手・ライン予想・オッズ分析レース結果などをご紹介します。

「高松宮記念杯競輪」とは?

「高松宮記念杯競輪」とは、滋賀県大津市内の近江神宮と皇室の高松宮家とのかかわりによって、1950年〜2010年までは滋賀県市にあった大津びわこ競輪場で毎年開催されていた競輪のG1競走です。

ファンや選手などの間では親しみを込めて「雨の宮杯(みやはい)」と呼ばれています。

そして、他のG1競走とは異なり「東西対抗戦」の特徴的な形式を取っていることが特徴。4日間ともに12レース制で、勝ち上がり戦のみとなっています。

レースの出場資格は?

高松宮記念杯競輪の出場選手は、東西対抗の趣旨に準じて、東地区と西地区に分かれて選抜されています。各地域の分け方は、下記の通りです。

  • 東地区…北日本地区・関東地区・南関東地区のいずれかに在籍する選手
  • 西地区…中部地区・近畿地区・中国地区・四国地区・九州地区のいずれかに在籍する選手

そして、前年10月〜当年3月(6カ月)の選考期間中で、次の条件に合う選手が選抜されます。

  1. S級S班在籍者
  2. 過去3回以上優勝した者(開催時S級1班所属が条件)
  3. 選手選考対象期間において2カ月以上JCFトラック種目強化指定に所属した者(開催時S級1班所属が条件)
  4. 平均競走得点上位者を東西別に順次選抜(同点の場合は賞金獲得額上位者を優先)

以上の条件から、今回選ばれたのは108名の選手たち。

また、正選手のうち、S級S班在籍者と平均競走得点上位者を東西に分けた9名ずつ合計18名は、東西に分かれての特別選抜予選に出走できます。

よって、実力がある選手ばかりが高松宮記念杯競輪に出場していると言えますね。

高松宮記念杯競輪の賞金は?

高松宮記念杯競輪の決勝戦における、各着順の賞金額を次の表にまとめました。

着順 金額
1着 2,800万円(2,890万円)
2着 1,440万円(1,480万円)
3着 940万円(964万円)
4着 680万円
5着 560万円
6着 470万円
7着 380万円
8着 350万円
9着 330万円

※( )内は副賞(1〜3着に授与)を含んだ金額

優勝賞金は、副賞を合わせて2,890万円。GIの優勝賞金額は、2,500~6,000万円のためG1のなかでは安くなっていますね。

決勝の出場選手・ライン予想・オッズ分析

決勝戦に駒を進めたのは、上記の9名です。このうち、賞金獲得金額や各選手のコメントから決勝戦は

  • 脇本選手、中川選手の西日本ライン(1-7)
  • 単騎の小原選手(4)
  • 新田選手、渡邉選手の福島ライン(2-6)
  • 清水選手、小倉選手の中四国ライン(3-9)
  • 平原選手、木暮選手の関東ライン(5-8)

という細切れ戦(通常3つのラインが、4つ以上できるレース)のライン予想となりました。

また、オッズに関しては下記の画像から、

  • 1番人気:7-1-2(32.0倍)
  • 2番人気:7-1-3(38.7倍)
  • 3番人気:1-7-2(39.4倍)

以上が人気順となったことが分かりますね。

脇本選手、中川選手の西日本ラインが1・2着に入り、3着には2番車の新田選手、3番車の清水選手とともに先行選手が入ってきそうだと予想されています。

さて、実際のレース展開がどうなったのか、決勝戦を見ていきましょう!

決勝戦のレース結果は?

記念すべき第70回高松宮記念杯競輪の決勝は、7番手の中川 誠一郎選手が決まり手「差し」を決めて勝利を収めました。

中川 誠一郎選手、おめでとうございます! それでは、決勝戦を振り返ってみましょう。

競走距離2,425m、バンク周回は6周回の岸和田競輪場。レース展開が先頭固定競走となった「高松宮記念杯競輪」の決勝戦に。進んだのは東日本から5名、西日本から4名でした。

ナショナルチームに所属する、1番車・脇本 雄太選手と2番車・新田 祐大選手もしっかりと決勝に駒を進めてきました。

号砲で5番車・平原 康多選手が後ろを振り返りつつ一度前に出たものの、誘導員には追いつこうとせず走行します。

他の選手に動きが無いように見られましたが、3番車・清水 裕友選手が交わして行き、1番手に出ます。

後ろから、9番車・小倉 竜二選手が上げてきたため前半戦を清水選手、小倉選手の中四国ラインがまとめて行きます。

清水選手、小倉選手の中四国ライン(3-9)、平原 康多選手-木暮 安由選手の関東ライン(5-8)、新田 祐大選手-渡邉 一成選手の福島ライン(2-6)、新旧ナショナルチームでタッグを組んだ、脇本選手、中川選手の西日本ライン(1-7)。

そして、南関東勢の想いを背負った単騎の4番車・小原 太樹選手となり、すべてのラインが固定されました。

青板周回から赤板周回に入った際、各選手に動きは無し。

すると打鐘が鳴る直前に、7番手の位置から若干車間を空けて1番車・脇本選手が2角カマシで飛び出してきます。(カマシとは、他の先行選手がスピードを上げない間に、一気に踏み込み、そのまま先行してゴールを狙う奇襲作戦のこと。)

打鐘で先頭員が退避すると、1番車・脇本選手が一気にトップへ躍り出ます。

2番手には一番人気の7番車・中川選手が付け、4番車・小原選手までの3車が最終ホームまでに先頭へ。

ここまで先頭を走っていた3番車・清水選手は飛び付けずに4番手に後退し、徐々に離されていきます。

そこに、8番手のホームからロングまくりで挑んできた新田選手。

1着の争いは、1番車・脇本選手、7番車・中川選手、4番車・小原選手、2番車・新田選手に絞られました。

3番手にきっちり付けてきた小原選手がインですくおうとしますが、中川選手は後ろからまくり上げてきた新田選手に合わせて踏むことを最優先し、車を外側へ外してきました。

中川選手は直線に入ると、1番手の脇本選手を交わして1着に躍り出ます。

中川選手が抜け出し、そのままゴール!!! 中川選手が人気に応える結果となりました。

レースのリプレイ動画も載せておくので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

>>>レースのリプレイ動画はこちら

競輪で中穴を狙うポイント

レース結果は上記の通りで、三連単の164番人気で444.9という中穴になりました。

予想では、

  • 中川選手(7)
  • 脇本選手(1)
  • 新田選手(2)
  • 清水選手(3)

以上の4名で1〜3着を争うと予想されていましたが、実際には脇本選手ではなく小原選手が3着に入る結果となりました。

よって、今回は一番人気の「7-1-2(32.0倍)」よりも「7-2-4(444.9倍)」と13倍以上のオッズになりました。

このように、「強いラインの本命選手だけではなく、車券に絡みそうではない選手を入れる」方法で穴を狙うことができます。

ライン内で強そうな選手を見極めるには、競走得点を参考にしましょう。

今回のレースでは、本命選手であった新田選手と中川選手に加え、競走得点が低い選手4番車の小原選手が3番手に入ったことで高オッズになりました。

競輪では、各枠のバランスを取るために競争得点の低い3人が4・6・8番が入ります。これを「468(ヨーロッパ)車券」と言います。

ぜひ予想の際は、テクニックを使ってみてくださいね。

まとめ:熊本の中川誠一郎選手が見事優勝!

悪天候の中行われた2019年の第70回「高松宮記念杯競輪」は、熊本の中川誠一郎選手が見事制しました。

G1優勝が今回で3回目となった中川選手、おめでとうございます!

次回の第71回大会は2020年6月18日〜6月21日まで、初開催となる和歌山競輪場で開かれます。

こちらもチェックしていきましょう!

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【2019年G1】日本選手権競輪(松戸)での出場選手・レース結果・賞金

毎年4月下旬から5月上旬頃の6日間に渡って開かれる、競輪界では最もビッグタイトルの「日本選手権競輪」。

レースでは競輪界最強ランク「S級S班」の9名全員が揃うなど、見応え満点の当タイトル。

第73回目となる2019年は、4月30日〜5月5日まで千葉県松戸市にある松戸競輪場で開催されました。

今回は、第73回「日本選手権競輪」の決勝戦の出場選手・ライン予想・オッズ分析レース結果などをご紹介します。

「日本選手権競輪」とは?

日本選手権競輪とは、別名「競輪ダービー」と呼ばれ、年間6つあるすべてのG1の中でも、競輪の世界では最も権威のあるレースと言われています。

第1回大会は、唯一の特別競輪として春秋2回、西日本・東日本の交互開催を原則として「全国争覇競輪」の名で開かれました。

自転車競技のシーズンを終えた日本代表選手も参戦し、競輪界最強ランク「S級S班」の9名全員が揃うため、とても見どころが詰まったレースと言えますね。

全6日間11レースの勝ち上がり方式

日本選手権競輪は、全6日間の日程で毎日11レース行われます。そして、レースは勝ち上がり方式です。

初日 一次予選
2日目 一次予選
3日目 二次予選
4日目 二次予選
5日目 準決勝
6日目 決勝

また、3日目の第12レースには女子選手による一発勝負「ガールズケイリンコレクション」が行われます。

レースの出場資格は?

日本選手権競輪の出場選手は、前年2月〜当年1月(12カ月)のうち、選手の賞金獲得額によって選抜されます。

また、次の条件に合う選手が選抜されます。

  1. S級S班在籍者
  2. 過去3回以上優勝した者(開催時S級1班所属が条件)
  3. 選手選考対象期間において4カ月以上、JCFトラック種目強化指定(A)に所属した者(開催時S級1班所属が条件)
  4. 賞金獲得額上位者

そして、選ばれたのは選考上位162名の選手たち。

また、正選手のうち、S級S班在籍者と賞金獲得額上位者の合計27名は特別選抜予選競走に出走できますよ。

日本選手権競輪の賞金は?

日本選手権競輪の賞金は、次のように着順で異なります。次の表に、決勝戦の賞金額をまとめました。

着順 金額
1着 5,800万円(6,500万円)
2着 2,850万円(2,920万円)
3着 1,950万円(1,990万円)
4着 1,390万円
5着 1,100万円
6着 890万円
7着 740万円
8着 640万円
9着 600万円

※( )内は副賞(1〜3着に授与)を含んだ金額

競輪界では最も格式の高いレースのため、賞金も高額ですね。

決勝の出場選手・ライン予想・オッズ分析

決勝に進んだのは、上記の9名。このうち、地区や各選手のコメントなどから

  • 脇本選手、古性選手の近畿ライン(1-7)
  • 清水選手、松浦選手、原田選手の中国ライン(5-2-4)
  • 単騎の菅田選手(9)
  • 渡邉選手、田中選手の南関東ライン(3-6)
  • 単騎の深谷選手(8)

という細切れ戦(通常3つのラインが、4つ以上できるレース)の予想となりました。

また、オッズに関しては

  • 1番人気:1-2-4(17.0倍)
  • 2番人気:1-7-2(19.0倍)
  • 3番人気:1-8-2(19.7倍)

となっており、脇本雄太選手(1)、深谷知広選手(8)のナショナルチーム対決や古性優作選手(7)が注目される予想となりました。

なかでも、連日上がり9秒1の一番時計で3連勝の脇本選手に注目が集まります。さて、実際のレース展開がどうなったのか、決勝戦を振り返りましょう!

決勝戦のレース結果は?

今回の日本選手権競輪決勝は、8番手の脇本 雄太選手が豪快な「まくり」を決めて見事優勝を果たしました。

脇本雄太選手、おめでとうございます!

それでは、決勝戦のレースを振り返りましょう。

序盤、全員が自力または自在選手のメンバー構成となりますが、地区ごとでまとまり細切れ戦に。

レースの最初には、脇本選手(1)が先導車の後ろとなります。

残り1周半では、後ろ攻めから早めに動いた渡邉選手(3)、田中選手(6)の南関東ラインが先頭に立ち、後方から深谷選手(8)が3番手に入ってきます。

そして、前受けの脇本選手(1)は、8番手まで下げて態勢を整えます。脇本選手の後ろには古性選手(7)と近畿ラインが続いて、いよいよ最終周回へ!

脇本選手(1)と打鐘前に内をすくって3番手を取った単騎の深谷選手(8)が同時にペースを上げてきます。

しかし、深谷選手(8)は田中選手(6)のブロックを2度受けて、前に出ることができません。

深谷選手(8)が田中選手(6)のブロックを受けている間に、大外から脇本選手(1)が一気に上がってくると、3コーナーでは2番手に!

そして、この時点で清水選手(5)がまくり上げてきます。

しかし最終直線で、脇本選手(1)が清水選手(5)を外からかわしてトップでフィニッシュラインへ駆け込みました。

渡邉選手(3)をまくり切った清水選手でしたが、最後は脇本選手のスピードに敵わず2着に。

3着には、最終周回で内側から上がってきた菅田選手(9)が食い込みました。レースの終盤に失速した深谷選手(8)は、最終的に9着でフィニッシュしていますよ。

レースのリプレイ動画も載せておくので、気になる方はチェックしてみてください。

>>>レースのリプレイ動画はこちら

競輪で中穴を狙うポイントは?

今回のレース結果は上記の通りで、3連単の72番人気で223.6倍という中穴でした。

予想では、

  • 脇本選手(1)
  • 松浦選手(2)
  • 原田選手(4)

以上の上位入賞が期待されました。不動の本命である脇本選手は1着でフィニッシュしましたが、続いたのは松浦選手(2)、原田選手(4)ではなく清水選手(5)、菅田選手(9)が1着、2着という結果で幕を下ろしました。

これを受け、オッズは「1-2-4(17.0倍)」よりも「1-5-9(223.6倍)」と跳ねた結果となりました。

競輪で中穴を狙うコツの一つで「強いラインの本命選手だけではなく、車券にあまり絡まなさそうな選手を三連単の車券に絡める」方法があります。

選手の強さは、レース前に配られる出走表の勝率や競走得点などを参考にしておきましょう。

今回のレースでは、本命選手だった脇本選手と競走得点が選手の中で中間だった清水選手と菅田選手が入ったことで中穴が生まれたと言えます。

ぜひ、次にレースを予想する際は中穴を狙ってみてくださいね。

まとめ:脇本 雄太選手がダービー完全優勝!

平成から令和へ元号をまたいで開催され、全国から選りすぐりの選手が集った「日本選手権競輪」。2019年の第73回大会は、福井の脇本 雄太選手がダービー完全優勝を果たし、自身G1レース3勝目を上げました。

脇本選手は、この『日本選手権競輪』で出場した全レースで1着という完全優勝を達成しています。

これは1998年9月29日、山口幸二・元選手が『第41回オールスター競輪』で達成して以来21年ぶりの快挙。脇本選手、おめでとうございます!

次回の第74回大会は2020年5月5日〜5月10日まで、4年ぶり6回目となる静岡競輪場で開かれます。

こちらもチェックしていきましょう!

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【2019年G1】読売新聞社杯全日本選抜競輪(別府)での出場選手・レース結果・賞金

毎年2月上旬〜中旬頃に開かれる競輪のGI競走の1つ「読売新聞社杯全日本選抜競輪」は、2019年2月8日〜2月11日までの4日間、大分県別府市の別府競輪場で第34回大会が開かれました。別府競輪場でのGI開催は初めてです。

今回の記事では、第34回読売新聞社杯全日本選抜競輪の出場選手、レース結果などをご紹介します。

読売新聞社杯全日本選抜競輪とは?

読売新聞社杯全日本選抜競輪は、選手の「出身地別の郷土色を生かした特別競輪を復活させたい」との意見から、全国を8地区に分けた地区ごとの成績上位者によって争われています。

そして、1985年の第1回に「全日本選抜競輪」という名称で開かれ、1996年の第12回大会から期間が6日制から4日制に短縮されています。

読売新聞社杯全日本選抜競輪の出場資格は?

読売新聞社杯全日本選抜競輪の出場選手は、各都道府県で最も成績を残した選手を中心に選抜されます。

概ね次の資格順位により正選手108名、補欠選手8名が選抜されます。なお、選考期間は前年6月~11月の6カ月間で、12月に選考。また、最低出走回数が24出走を満たす必要があります。

  1. S級S班在籍
  2. 過去3回以上優勝経験あり(開催時にS級1班所属が条件)
  3. 開催時S級1班在籍選手のうち、47都道府県それぞれで平均競走得点が1位
    ※選考時に1年以上同じ都道府県に在籍している選手のみ
    ※S級1班が不在の都道府県からは選出しない
  4. 全国を8つに分けた地区毎の平均競走得点1〜3位
  5. 選手選考対象期間に2カ月以上JCFトラック種目強化指定に所属(開催時S級1班所属が条件)
  6. 残余は平均競走得点上位者より順次選抜

また、補欠選手は正選手を除いて平均競走得点上位者からさらに順次選抜されます。

ちなみに正選手のうち、S級S班在籍者と平均競走得点上位者の合計27名は、特別選抜予選に出走可能です。

読売新聞社杯全日本選抜競輪の出場選手は?

では、第34回読売新聞社杯全日本選抜競輪にはどんな選手が出場したのでしょうか。地区ごとに一覧でご紹介します。

ランク 地区 選手名 府県
SS 関東 武田 豊樹 88 茨城県
平原 康多 87 埼玉県
近畿 村上 義弘 73 京都府
村上 博幸 86 京都府
S1 北日本 大森 慶一
(補充)
88 北海道
菊地 圭尚 89 北海道
永澤 剛 91 青森県
坂本 貴史 94 青森県
新山 響平 107 青森県
佐藤 博紀 96 岩手県
斎藤登志信 80 宮城県
大槻 寛徳 85 宮城県
菅田 壱道 91 宮城県
和田 圭 92 宮城県
守澤 太志 96 秋田県
佐藤慎太郎 78 福島県
成田 和也 88 福島県
山崎 芳仁 88 福島県
渡邉 一成 88 福島県
飯野 祐太 90 福島県
小松崎大地 99 福島県
関東 芦澤 大輔 90 茨城県
牛山 貴広 92 茨城県
芦澤 辰弘 90 茨城県
吉澤 純平 101 茨城県
杉森 輝大 103 茨城県
吉田 拓矢 107 茨城県
神山 拓弥 91 栃木県
長島 大介 96 栃木県
金子 幸央 101 栃木県
稲村 成浩 (補充) 69 群馬県
小林 大介 79 群馬県
天田 裕輝 91 群馬県
木暮 安由 92 群馬県
池田 勇人 (補充) 90 埼玉県
岡 光良 94 埼玉県
朝倉 佳弘 90 東京都
志村 太賀 90 山梨県
諸橋 愛 79 新潟県
鈴木 庸之 92 新潟県
南関東 成清 貴之 73 千葉県
中村 浩士 79 千葉県
伊勢崎彰大 81 千葉県
海老根恵太 86 千葉県
山賀 雅仁 87 千葉県
和田健太郎 87 千葉県
近藤 隆司 90 千葉県
田中 晴基 90 千葉県
根田 空史 94 千葉県
齊藤 竜也 73 神奈川県
五十嵐 力 87 神奈川県
桐山敬太郎 88 神奈川県
内藤 秀久 89 神奈川県
小原 太樹 95 神奈川県
郡司 浩平 99 神奈川県
和田真久留 99 神奈川県
渡邉 晴智 73 静岡県
岡村 潤 86 静岡県
渡邉 雄太 105 静岡県
中部 金子 貴志 75 愛知県
山内 卓也 77 愛知県
吉田 敏洋 85 愛知県
志智 俊夫 70 岐阜県
竹内 雄作 99 岐阜県
柴崎 淳 91 三重県
坂口 晃輔 95 三重県
北野 武史 78 石川県
野原 雅也 103 福井県
近畿 稲垣 裕之 86 京都府
山田 久徳 93 京都府
三谷 将太 92 奈良県
稲毛 健太 97 和歌山県
南 潤 111 和歌山県
古性 優作 100 大阪府
松岡 健介 87 兵庫県
中国 岩津 裕介 87 岡山県
柏野 智典 88 岡山県
取鳥 雄吾 107 岡山県
松浦 悠士 98 広島県
桑原 大志 80 山口県
香川 雄介 76 香川県
池田 憲昭 90 香川県
小倉 竜二 77 徳島県
高原 仁志 (追加) 85 徳島県
原田研太朗 98 徳島県
小川真太郎 107 徳島県
太田 竜馬 109 徳島県
佐々木則幸 79 高知県
濱田 浩司 (補充) 81 愛媛県
橋本 強 89 愛媛県
九州 大坪 功一 (補充) 81 福岡県
坂本健太郎 (補充) 86 福岡県
園田 匠 87 福岡県
吉本 卓仁 (補充) 89 福岡県
小川 勇介 (補充) 90 福岡県
北津留 翼 90 福岡県
荒井 崇博 82 佐賀県
山田 英明 89 佐賀県
井上 昌己 86 長崎県
山崎 賢人 111 長崎県
大塚健一郎 82 大分県
西川 親幸 (補充) 57 熊本県
新井 秀明 85 熊本県
中川誠一郎 85 熊本県
S2 近畿 藤木 裕
(補充)
89 京都府
近畿 村田 雅一 90 兵庫県
四国 湊 聖二 86 徳島県

※欠場した選手は除く

読売新聞社杯全日本選抜競輪の賞金は?

読売新聞社杯全日本選抜競輪の賞金は、次のように着順で異なります。次の表に決勝戦の賞金額をまとめました。

着順 金額
1着 2,800万円(2,990万円)
2着 1,440万円(1,480万円)
3着 940万円(964万円)
4着 680万円
5着 560万円
6着 470万円
7着 380万円
8着 350万円
9着 330万円

※( )内は副賞(1〜3着に授与)を含んだ金額

 

決勝の出場選手・ライン予想・オッズ分析

地区や各選手のコメントから、決勝は、

  • 中川選手の単騎(1)
  • 吉澤選手、武田選手、佐藤選手の東北ライン(5-2-9)
  • 中四国ライン(7-3-4)
  • 和田選手の単騎(6)
  • 吉田選手の単騎(8)

という細切れ戦(通常3つのラインが、4つ以上できるレース)のライン予想となりました。

オッズについては、

  • 1番人気:1-2-4(17.0倍)
  • 2番人気:1-7-2(38倍)
  • 3番人気:2-9-1(39.8倍)

となっており、単騎の中川選手(1)、東北ラインの武田選手(2)、佐藤選手(9)が人気の中心となっていました。

中川選手と東北ラインの競り合いが本命ですが、実際のレース展開がどうなったのか、見ていきましょう!

決勝のレース結果

想定通りの細切れ戦でレースが始まり、 ゴール一周半前の打鐘(ジャン)のタイミングでは、吉澤選手、武田選手、佐藤選手の東北ライン(5-2-9)が先頭を走っていました。

そこに、本命の中川選手(1)がまくろうと外側を一気に並走していく展開。

中川選手(1)を前に出させまいと、東北ラインの吉澤選手(5)や武田選手(2)が横に動いてガードするも、中川選手(1)が単騎でそれを突破します!

先頭に立った単騎の中川選手(1)が勝つのか、それとも吉澤選手、武田選手、佐藤選手の東北ライン(5-2-9)が最後に抜き返すのかというハラハラする展開。

ラスト半周の時点では中川選手(1)が一気に前に出るものの、先頭ゆえの風圧もあって、徐々に吉澤選手、武田選手、佐藤選手の東北ライン(5-2-9)が詰め寄り…

最後は、中川選手(1)が紙一重で逃げ切り、追いかける東北ラインのうち佐藤選手(9)が2着、吉澤選手(5)が3着となりました。

今回のG1決勝は、単騎という不利を跳ね返して、中川選手がダントツの自力で逃げ切ったレースでした。

中川選手、2度目のG1制覇、おめでとうございます!

レースのリプレイ動画も載せておくので、気になる方はチェックしてみてください。

>>レースのリプレイ動画

競輪で中穴を狙うポイント

レース結果はこの通りで、3連単の94番人気で292.6倍という中穴でした。

単騎の中川選手(1)、東北ラインの武田選手(2)、佐藤選手(9)の上位入賞が本命でしたが、実際には、武田選手(2)ではなく同じ東北ラインの吉澤選手(5)が3着となりました。

その結果、「1-9-2(38.4倍)」よりも跳ねて「1-9-5(252.6倍)」といううまみのあるオッズになりましたね。

このように、競輪で中穴を狙うコツとして、「強いラインの本命選手だけではなく、強いラインの目立たない選手も三連単の車券に絡める」というテクニックがあります。

今回でいうと東北ラインの中でも特に人気だった武田選手(2)や佐藤選手(9)ではなく、吉澤選手(5)の3着まで買い目に入れておくという戦略です。

買い目を数枚足すだけで的中時の稼ぎが数倍〜数十倍になるので、ぜひこのテクニックを使ってみてください!

 

まとめ

毎年2月初旬に開かれる「読売新聞社杯全日本選抜競輪」。2019年の第34回大会は、中川誠一郎選手が単騎の逃げで優勝を飾りました。

おめでとうございます!

次回の第35回大会は、2020年2月8日〜11日に愛知県豊橋市の豊橋競輪場で初開催されます。

こちらもチェックしていきましょう!