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【競輪GPや競輪G1を予想するコツ】トップ選手が多い時の予想方法はこれ!

競輪のレースのなかでグレードが高い「競輪GP」と「競輪G1」。この2つのレースには、実力のある選手しか出場することができません。

そのため、強い選手と弱い選手が混ざっていて強い選手が勝つような通常のレースよりも展開が荒れやすい傾向にあります。

例えば、競輪GPの優勝戦を過去20年振り返ると、「三連単」の的中時にも250倍以上の高配当がつくことが多く、500倍以上の超高配当がつくことも過去6回ありました。

そのため、1番人気を手堅く買うというよりも、中穴狙いを買うことをおすすめします。

今回は、トップ選手が多いときに稼ぐことができる予想方法をご紹介します。

競輪のレースは6つのグレードに格付けされている

競輪のすべてのレースは

  • GP
  • G1
  • G2
  • G3
  • F1
  • F2

以上の6つのグレードに格付けされています。

そして、この6つのグレードのうち、特に格式の高いGP、G1、G2、G3のレースは「グレードレース」と呼ばれています。

毎年12月30日に行われる、競輪GP「KEIRINグランプリ」を頂点として迫力あるレースが日々展開されていますよ。

競輪GPとは?

競輪GP(グランプリ)はすべてのレースの頂点に位置しており、毎年12月30日に行われる「KEIRINグランプリ」を意味します。

KEIRINグランプリは、その年のG1レースの優勝者や賞金上位者によって賞金総額1億円(副賞を含めた)をかけて争われる一発勝負のレース。

出場できる選手は、その年のG1優勝者と獲得賞金額の上位者を中心に選抜された9名のみ。

そのため、「真の実力日本一決定戦」と呼ばれることもありますよ。

開催告知のポスターには、KEIRINグランプリ発祥の地としても知られる立川競輪場のシンボルマークであるイーグル(白頭鷲)が描かれています。

競輪GPを開催する競輪場は?

競輪GPは、開催初年から5つの競輪場で開かれています。

2003年から2020年現在まで、3年周期で京王閣競輪場 → 立川競輪場 → 平塚競輪場の順で開催されていますが、2014年は平塚競輪場に代わり岸和田競輪場、2018年は京王閣競輪場に代わり静岡競輪場で開催されています。

また、開催された競輪場はすべて400バンクであり、競走距離は第1回からすべて7周・2825mにて行なわれていますよ。スタンダードな距離の400バンクで行われるため、選手は真の実力を発揮しやすいと言えますね。

①:立川競輪場

東京都立川市にある立川競輪場は、1985年に第1回を開催したKEIRINグランプリ発祥の地であり、通算20回開かれています。2019年のKEIRINグランプリは、立川競輪場で行われました。

1972年の後楽園競輪場休止以降は、最も集客力のある競輪場として知られ、東京を代表する競輪場と言われています。

〜特徴〜

  • ゴール前の直線距離は全国でも有数の長さ
  • 追い込み選手が有利

②:京王閣競輪場

東京都調布市にある京王閣競輪場。2003年にKEIRINグランプリが初めて開かれ、通算5回行われています。入場者数が多く、21世紀に入ったときに場内スタンドの大規模な改修が行われました。

〜特徴〜

  • 線の長さは普通、カントは若干ゆるい
  • 道路を挟み河川敷があるため、風向きの変化が生じやすい

③:平塚競輪場


神奈川県平塚市にある平塚競輪場は、1987年からKEIRINグランプリを開催し、通算7回行われています。2020年には、3年ぶりにKEIRINグランプリが開かれますよ。

〜特徴〜

  • カント、直線の長さも標準的でクセがない
  • 直線で伸びるコースもないため力通りの勝負ができる

④:岸和田競輪場


大阪府岸和田市にある岸和田競輪場では、2014年にKEIRINグランプリが初めて開かれました。西日本で初開催となったため、1年に渡ってグランプリのキャンペーンが展開されました。

〜特徴〜

  • 直線が比較的長い
  • 脚質による有利不利は少ない

⑤:静岡競輪場


静岡県静岡市駿河区にある静岡競輪場では、2018年にKEIRINグランプリが1度開催されました。

首都圏・近畿以外では史上初めての開催となったため「KEIRINグランプリ2018」開催当日は22,110人もの観客を集めたことでも知られています。

〜特徴〜

  • 500バンクのようなバンクで伸びるコースがない
  • 逃げが決まりづらく、まくりが決まりやすい

競輪GPの過去の結果と傾向

競輪GPを予想する方法として、過去のデータから出やすい決まり手などを調べることができます。

競輪GPの過去20年分の結果をもとに、レースの傾向を見ていきましょう。

開催年 開催会場 優勝者 年齢 決まり手 三連単の払戻金 オッズの倍率
2019年 立川 佐藤 慎太郎 43歳 差し 143,920円
(410番人気)
1439.2倍
2018年 静岡 三谷 竜生 31歳 差し 21,440円
(71番人気)
214.4倍
2017年 平塚 浅井 康太 33歳 差し 28,230円
(91番人気)
282.3倍
2016年 立川 村上 義弘 42歳 まくり 41,560円
(160番人気)
415.6倍
2015年 京王閣 浅井 康太 31歳 差し 7,720円
(22番人気)
77.2倍
2014年 岸和田 武田 豊樹 40歳 まくり 19,280円
(63番人気)
192.8倍
2013年 立川 金子 貴志 38歳 差し 23,930円
(81番人気)
239.3倍
2012年 京王閣 村上 義弘 38歳 まくり 84,800円
(287番人気)
848.0倍
2011年 平塚 山口 幸二 43歳 差し 62,150円(241番人気) 621.5倍
2010年 立川 村上 博幸 31歳 差し 35,710円
(150番人気)
357.1倍
2009年 京王閣 海老根 恵太 32歳 差し 11,550円
(25番人気)
115.5倍
2008年 平塚 井上 昌己 29歳 差し 39,690円
(169番人気)
396.9倍
2007年 立川 伏見 俊昭 31歳 差し 37,470円
(146番人気)
374.7倍
2006年 京王閣 有坂 直樹 37歳 差し 63,340円
(263番人気)
633.4倍
2005年 平塚 加藤 慎平 27歳 差し 145,740円
(345番人気)
1457.4倍
2004年 立川 小野 俊之 28歳 差し 32,940円
(135番人気)
329.4倍
2003年 京王閣 山田 裕仁 35歳 差し 37,070円
(149番人気)
370.7倍
2002年 立川 山田 裕仁 34歳 まくり 6,050円
(4番人気)
60.5倍
2001年 平塚 伏見 俊昭 25歳 逃げ 85,040円
(383番人き)
850.4倍
2000年 立川 児玉 広志 31歳 差し 未発売

上の表から、直近10年分の結果の傾向としては、

  • 決まり手「差し」が出やすい
  • 万車券が出やすい
  • 250倍以上の高配当がつくことが多い

ということが分かりますね。

①:決まり手「差し」が出やすい

競輪GPでは、選手が1着か2着に入る際に「差し」を決めることが多い傾向にあります。

決まり手の「差し」とは、ラインの番手や三番手の選手が、最後の直線で自分のラインの先行選手を抜いて1着や2着を獲得したときの決まり手のこと。

過去20年間で、1着の選手が出した決まり手の回数をまとめました。

  • 逃げ:1回
  • まくり:4回
  • 差し:15回

以上のように、「差し」を決めている選手が圧倒的に多いことがわかります。

ラインの番手や三番手の選手が「差し」を決めやすいのは、最後の最後まで体力を温存できるため。

レース中盤まで先行選手が前を走っているため、番手や三番手の選手は風を防ぐことができますよね。そして、最後に温存していた体力を解放し、猛烈なスピードを出して「差し」を決めてきます。

特に、競輪GPに出場するような選手たちは、実力者揃い。体力にも自信があり、選手の駆け引きを読むことに長けているので差しを決めやすいとも言えますね。

②:万車券が出やすい

競輪GPでは、万車券(配当が1万円以上の車券)が出やすいという特徴があります。

過去20年分の三連単の払戻金を見ると、20回中19回が万車券となっていますね。

さらに、10万円以上の三連単の払戻金も2回出ています。

手堅いレースになりやすい競輪では1番人気の選手に車券が集中しやすいので、2番人気以降の選手のオッズが高くなることもしばしば。

その結果、あまり人気がない選手が上位に食い込んだときには「大穴」となり、高配当が期待できますよ。

③:250倍以上のオッズになることが多い

競輪GPでは、250倍以上の高配当がつくことが多くなっています。過去20年のオッズの倍率は、250倍以上が12回、うち500倍以上が6回も出ていますよ。

競輪のオッズは、たくさん買われている(=人気の高い)買い目ほど低く、あまり買われていない(=人気の低い)買い目ほど高くなるように計算されます。

そして競輪GPでは、選手の実力が拮抗していることから荒れたレース展開になりやすいことが特徴的。

そのため、高いオッズがついている車券が的中しやすくなりますよ。

競輪G1とは?

競輪G1とは、S級上位者によって高額賞金と名誉をかけて争われるレースで、年間に6回開催されます。

そして各競輪G1の優勝者は、競輪GPの出場権を手に入れることができます。

そのため、選手たちはまずG1レース優勝を目指してレースに挑んでいますよ。

G1のレースは?

G1のレースには、下記の6つが該当します。

  1. 読売新聞社杯 全日本選抜競輪
  2. 日本選手権競輪
  3. 高松宮記念杯競輪
  4. 寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
  5. オールスター競輪
  6. 朝日新聞社杯 競輪祭

①:読売新聞社杯 全日本選抜競輪

読売新聞社杯全日本選抜競輪は、選手の「出身地別の郷土色を生かした特別競輪を復活させたい」との意見から、全国を8地区に分けた地区ごとの成績上位者によって争われています。

4日制で、毎年2月上旬〜中旬頃に開かれています。

②:日本選手権競輪

日本選手権競輪は、 1年間の獲得賞金額の上位選手を中心に選抜されるレース。

自転車競技のシーズンを終えた日本代表選手も参戦し、競輪界最強ランク「S級S班」の9名全員が揃うため、別名「競輪ダービー」と呼ばれています。

そして、すべてのG1の中でも競輪の世界では最も権威のあるレースと言われています。

毎年、4月下旬〜5月上旬頃の6日間にかけて開かれていますよ。

③:高松宮記念杯競輪

高松宮記念杯競輪とは、滋賀県大津市内の近江神宮と皇室の高松宮家とのかかわりによって、1950年〜2010年までは滋賀県大津市にあった大津びわこ競輪場で毎年開催されていたG1競走です。

出場選手は、東西対抗の趣旨に準じて、東地区と西地区に分かれて選抜。レースは4日制で、毎年5月末〜6月初めの梅雨の時期に行われています。

④:寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント

寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントは、タイトルになっている寬仁親王が、1990年に日本で開催された「世界選手権自転車競技大会」の名誉総裁だったことに由来します。

毎年10月の4日間で行われ、自転車競技で活躍している選手を中心に選抜されますよ。

⑤:オールスター競輪

オールスター競輪とは、川崎、大阪中央、名古屋と当時の三大競輪場の持ち回りの特別競輪として新設された大会のこと。

5日制で毎年8月に行われており、選手はファン投票の結果を重視して選抜されます。

⑥:朝日新聞社杯 競輪祭

朝日新聞社杯競輪祭は、現在北九州メディアドームにある小倉競輪場で競輪が創設されたことを記念して行われています。

開設記念競輪で1着~3着の選手を中心に選抜され、KEIRINグランプリ2019の出場権をかけた最後の一戦です。

G1決勝の過去の結果と傾向は?

各G1レースの決勝戦の結果から、傾向を調べることができます。2019年に行われた、競輪G1決勝のレース結果をまとめました。

レース名 開催会場 優勝者 年齢 決まり手 三連単の払戻金 オッズの倍率
読売新聞社杯全
日本選抜競輪
別府 中川 誠一郎 39歳 逃げ 25,260円 252.6倍(94番人気)
日本選手権競輪 松戸 脇本 雄太 30歳 まくり 22,360円 223.6倍
(72番人気)
高松宮記念杯競輪 岸和田 中川 誠一郎 40歳 差し 44,490円 444.9倍
(164番人気)
寛仁親王牌
世界選手権記念トーナメント
前橋 村上 博幸 40歳 差し 16,890円 168.9倍
(55番人気)
オールスター競輪 名古屋 新田 祐大 33歳 まくり 32,580円 325.8倍
(100番人気)
朝日新聞社杯 競輪祭 小倉 松浦 悠士 29歳 差し 4,080円 252.6倍
(8番人気)

(※年齢はレース開催時)

2019年の「競輪G1」各レースの決勝戦では、

  • 差し:3回
  • 万車券:5回
  • 250倍以上の高配当:3回

以上の結果になっています。2019年に開催された各G1レース決勝戦の結果の傾向としては、

  • 差しが出やすい
  • 万車券が出やすい
  • 250倍以上の高配当がつくことが多い

競輪GPと同じ傾向になることが分かります。よって、高配当を狙うためには予想のコツを押さえておきましょう。

競輪GPや競輪G1の予想のコツは?

競輪GPや競輪G1はトップ選手しか出られないからこそ、強い選手と弱い選手が混ざっていて強い選手が勝つようなレースよりも荒れやすい傾向があります。

そのため、高配当が期待できるレースが多いです。

しかし、高配当を狙って買い目点数を多くするとトリガミ(的中してもマイナス収支)になるリスクが高まります。

また、高配当を狙うとそもそも的中させること自体が不可能になる場合もあります。

競輪GPや競輪G1のレースで稼ぐためにも、予想する際の5つのコツを押さえておきましょう。

  1. 1番人気を手堅く買わない
  2. 中穴を狙う
  3. バンクの特徴を把握する
  4. 強いラインの目立たない選手も三連単の車券に絡める
  5. 上位2人、下位1人の組み合わせ

特に、1番人気を手堅く購入するよりも、中穴狙いを買うことをおすすめします!

コツ①:1番人気を手堅く買わない

競輪GPや競輪G1のレースの車券は、予想者に1番人気の組み合わせで手堅く買わないようにしましょう。

競輪では選手の実力が出やすいため、一番強い選手が1着になることが多く、車券の人気が集中しやすいです。

しかし、人気の車券ではオッズが低くなるので高配当は期待できません。実際に、「KEIRINグランプリ2019」最終日のレース結果を見てみましょう。

金額の右隣にある()内がオッズの人気順になっていますが、(1)となっている車券は金額が低いことが分かりますね。

一方で()内が3桁になっていると、金額は1万円を超えて万車券になっています。

したがって、確実に的中させることも重要ですが、競輪予想で稼ぐならば1番人気を手堅く買わないことをおすすめします。

コツ②:中穴を狙う

競輪GPや競輪G1のレースでは、高配当になりやすい「大穴」ではなく「中穴」を狙いましょう。

競輪における「中穴」とは、一番人気の車券「鉄板」と高配当が期待できる「大穴」どちらにも属しない「やや荒れ」を狙うこと。

競輪で的中を重視するならば、一番人気がある「鉄板車券」を購入することが最適ですが稼ぐことは難しいです。

しかしながら、高配当を狙う「大穴車券」では、的中させることが難しくなります。

そのため、的中確率と回収率のバランスを丁度良くするためには「中穴」を狙うことをおすすめします!

中穴を狙う際は

  1. 468(ヨーロッパ)車券を狙わない
  2. 二車単で購入する
  3. スジのラインを狙い、スジ違いを少し購入する
  4. 1、2番人気から4~5番以降の人気に流す

以上の4つを意識して予想を立てることをおすすめします!

コツ③:バンクの特徴を把握する

競輪予想において、バンクの特徴を理解することは予想精度を上げることへつながります。

競輪のレースが行われる「バンク」は、全国各地にある競輪場ごとに1周の長さや傾斜の角度などが変わってきます。

そのため、各選手には得意な競輪場、不得意な競輪場がありますよ。

さらに、競輪選手は普段の練習を所属する競輪場で行なっているので地元で開催されるレースでは実力を発揮しやすいです。

各競輪場の特徴を掴むことによって、予想の的中率アップにつながっていきますよ。全国にある競輪場のバンクは下記のように分けられます。

  • 3・3バンク:前橋・松戸・伊東温泉・小田原・富山・奈良・防府
  • 400バンク:3・3バンク500バンク以外の競輪場
  • 500バンク:宇都宮・大宮・高知

コツ④:強いラインの目立たない選手も三連単の車券に絡める

強いラインの本命選手だけではなく、強いラインの目立たない選手も三連単の車券に絡めるようにすると中穴を狙いやすくなります。

競輪選手は、レースを有利に進めるために他の選手と連携をして「ライン」を形成します。

普段から一緒に走ることの多い選手と組むことで、お互いのクセやタイプを理解し、サポートし合えるので強いラインを作ることができますよね。

そして、強い選手が多く集まっている場合には強いラインになりますが、ラインは登録地の近い身近な選手と組むのが基本。

そのため、強い選手に隠れて実力的には乏しい選手が車券に絡んでくることもあります。

例えば、2019年競輪G1レース「読売新聞社杯全日本選抜競輪」の決勝戦を見てみましょう。

このレースのライン予想は

  • 中川選手の単騎(1)
  • 吉澤選手、武田選手、佐藤選手の東北ライン(5-2-9)
  • 中四国ライン(7-3-4)
  • 和田選手の単騎(6)
  • 吉田選手の単騎(8)

「529/1/734/6/8」と細切れ戦(通常3つのラインが、4つ以上できるレース)となっています。

そして、上の画像の選手の競走得点から、各ラインの競走得点の合計を計算しました。

  • 「529」:341.22
  • 「734」:333.53

以上のように「529」ラインの競走得点が高いことから、強いラインと言えそうですね。

また、オッズ表を確認すると「129」の組み合わせは人気を呼んでいることが分かりますね。

しかし、人気のある車券を購入しても稼ぐことはできません。

そのため今回は、東北ラインのなかでも特に人気だった2番車・武田選手や9番車・佐藤選手ではなく、5番車・吉澤選手の3着まで買い目に入れました。

よって、強いラインの本命選手だけではなく、強いラインの目立たない選手も三連単の車券に絡めると中穴が狙いやすいですよ。

コツ⑤:上位2人、下位1人の組み合わせ

競輪の車券は、三連単で購入することが最も稼ぎやすくなりますが、上位2人、下位1人の組み合わせを行うと中穴を狙うことができます。

例えば、2019年8月18日に名古屋競輪場で行われた「オールスター競輪」のレース結果を見てみましょう。

今回のレースは「2-9-5」となり、2番車の新田 祐大選手が「まくり」を決めて優勝を果たしました。

このときの三連単オッズは、100番人気で325.8倍。最も人気があった「2-6-9(10.1倍)」よりも跳ねて「2-9-5(325.8倍)」と30倍以上のオッズになりました。

ここで、今レースの出走表を確認しましょう。

競輪選手の強さは、単純に出走表の「競走得点」と「勝率」の数値が高いほど強いと考えましょう。

上の画像の競走得点を見ると、

  1. 2番車・新田 祐大選手「122.75」
  2. 1番車・平原 康多選手「118.28」
  3. 7番車・郡司 浩平選手「118.20」
  4. 9番車・佐藤 慎太郎選手「116.17」
  5. 5番車・諸橋 愛選手「115.08」
  6. 3番車・中川 誠一郎選手「114.42」
  7. 6番車・渡邉 一成選手「113.04」
  8. 4番車・菅田 壱道選手「112.95」
  9. 8番車・中村 浩士選手「109.96」

以上のようにランキングをつけることができます。そして、このときのライン予想を見てみます。

  • 菅田選手、新田選手、渡邉選手、佐藤選手の東北ライン(4-2-6-9)
  • 平原選手、諸橋選手の関東ライン(1-5)
  • 単騎の中川選手(3)
  • 郡司選手、中村選手の南関東ライン(7-8)

というライン予想になっています。

競走得点と合わせてみると、「菅田選手、新田選手、渡邉選手、佐藤選手の東北ライン(4-2-6-9)」が最も強いラインになると言えそうです。

2番目に強いのは「平原選手、諸橋選手の関東ライン(1-5)」と判断できます。

そして、中穴を狙う際の予想のコツ「上位2人、下位1人の組み合わせ」で予想を立ててみましょう。

上位2人は、今レースで最も強いラインに入っており、競走得点が高い

  • 2番車・新田 祐大選手
  • 9番車・佐藤 慎太郎選手

と言えますね。そして、実力が下位でありながらも車券に絡んできそうな選手を予想しましょう。

しかし、ここで注意する点は「中穴」を狙うことを目的にしているので、出場選手のなかで弱過ぎる選手は入れないようにすること。

特に、枠番車券の不公平感を無くすために4・6・8番車には実力的にやや劣る選手が入る傾向があります。

これは通称「ヨーロッパ(468)」と呼ばれていますが、このなかの選手を選ぶと的中したときに大穴になる可能性が高いですが当てることが難しいです。

したがって今回のレースでは、本命選手であった新田選手と佐藤選手に加え、競走得点が5番目の諸橋選手を入れておくことで、中穴にすることができました。

まとめ:トップ選手が多いときは「中穴」で稼ぐ!

今回は、競輪GPや競輪G1を予想するコツをご紹介しました。

〜「競輪GPや競輪G1を予想するコツ」まとめ〜

  • GP:全レースの頂点で、毎年12月末に行われるKEIRINグランプリ
  • G1:S級上位者によって高額賞金と名誉をかけて争われるレース
  • 1番人気を手堅く買わない
  • 中穴を狙うと的中率と回収率のバランスが良くなる
  • バンクの特徴を把握すると的中精度が上がる
  • 強いラインの目立たない選手も三連単の車券に絡める
  • 上位2人、下位1人の組み合わせ

競輪GPや競輪G1はトップ選手しか出れないからこそ、手堅くなりやすい通常のレースよりも荒れやすい傾向があります。

しかし、確実に的中させるために一番人気の車券を購入すると、競輪で稼ぐことは難しい。

また、多く稼ぐために人気のない「大穴」を狙おうとしても当てることができない可能性が考えられます。

したがって、競輪予想で的中もしつつある程度稼ぐならば「中穴」を狙うことが最適です。

最初のうちは難しいと感じるかもしれませんが、ぜひ今回ご紹介したコツを使ってレースを予想してみてくださいね。

【参考記事】

競輪 GP・G1・G2

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